ブルータス　1984年7月15日号　幻のヨコハマ

創刊号から丸４年、円熟の記事、価値ある連載、充実のブルータスです。特集は『幻のヨコハマ』。米軍キャンプのアメリカ人、貿易港を出入りする外国籍船員、どこか異国情緒の漂っていたヨコハマは、渋谷や新宿など固まりのある東京の街の様に、気軽に歩いては行けなかった。ヨコハマのその昔、遊ぶところは、伊勢佐木町、本牧、元町、野毛、中華街、埠頭など、ポツンポツンと散らばっていた。今はもうなくなったかもしれない『幻のヨコハマ』を発掘する。本牧を語るのは、デイブ平尾・柳ジョージ、さらに港町は、浅田彰・田中康夫の組み合わせ。さらにさらに、寿町は、栗本慎一郎と飯田繁男。特集以外も凄い顔ぶれ、影山民夫のエッセイ『世間はスラップスティック』は連載開始だし、連載小説では村上龍の『テニスボーイの憂鬱』が最終回。広告では北野たけし、高倉健、香坂みゆき、などなど。現品は40年前の雑誌なので、ページにヤケ、スレなどありますが、比較的良好な状態です。

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